ジャーナリスト Kei Nakajima

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特筆記事

2004年7月3日(土)
特筆記事
『ブラザーフッド』
出演:
チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ウンジュほか
監督:カン・ジェギ
★★★★
特筆記事

内容:韓国映画ブームの発端となった「シュリ」のカン・ジェギ監督の作品で朝鮮戦争を舞台に切ない兄弟愛を描いた感動ヒューマンストーリー。兄が靴職人だったことで邦題は「ブラザーフッド」となった。朝鮮戦争のさなか、弟(ウォンビン)が徴兵されてしまったため、兄(チャン・ドンゴン)も戦争にいく。大学にいく弟を早く除隊させるため軍隊で英雄になることを決意し、兄は危険な任務を遂行し続ける。弟はそんな兄に申し訳ないと思う反面、しだいに英雄気取りになっていく兄に不信感すら持つように・・・。韓国の映画興行記録ですべてを塗り替えたという話題作。

感想:貧しくとも仲のいい兄弟であること、家族を愛していることが素直に胸を打つ作品。冒頭は生き残り、年老いた弟に兄の遺品について電話がかかってくるところから始まり、最後も兄が残していった靴を見るところでおわる。だから「ブラザーフッド」か。韓国語のタイトルはもっと硬い名前らしい。シーンは若い時代にバックし、大学に進学する弟のために兄が靴職人として働き、家族が仲良く暮らしているシーンへと移っていく。兄はもうすぐ結婚、婚約者もそろって一家で楽しい食卓を囲むシーンはほのぼのとさせられる。この映画をよくしているのは何といっても、主演のチャン・ドンゴンとウォンビンの熱演だろう。チャン・ドンゴンはたくましく働き者の兄らしく、ウォンビンは可愛らしく、甘えん坊で賢い弟らしく見える。この配役がとにかく映画全体を成功へと導いたと思う。ただ、難点をいえば戦争の戦闘シーンが多すぎること。朝鮮戦争を描いた映画なのだから仕方がないが、戦闘、しかも殺し合いが長い時間、大スクリーンに映し出されると目を覆いたくなるのも事実。確か「シュリ」も打ち合いのシーンがとても長かった記憶があるが、女性としてはこういう場面を正視し続けるのはつらいところだ。婚約者が殺されるシーンは涙が出た。悲惨な朝鮮戦争を描いた作品は最近多いが、人気スターを主役に配し、若い観客を呼び込んだことは、若い人が歴史を学ぶ上でもよいことだと思った。


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