ジャーナリスト Kei Nakajima

著書
特筆記事
プロフィール
My Photo Room
取材のおまけ日記
我的吃、食、eat

My Favorite Book
アジア便り
リンク
MAIL
HOME

 

特筆記事

2005年8月20日(土)

『亡国のイージス』
出演:
真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一ほか
監督:阪本順治(日本映画)
★★


内容:福井晴敏原作の人気小説を総制作費12億円で映画化した話題作。イージス艦「いそかぜ」の副長、宮津(寺尾)は国家への復讐に燃えていた。東京湾で訓練航海中、某国対日工作員のヨンファと共謀の上、艦長を殺害し、艦を乗っ取る。そして乗組員を強制的に退艦させ全ミサイルの照準を東京に向ける。先任伍長の千石(真田)が「いそかぜ」を取り戻すべく1人で艦に戻り、戦いを繰り広げる。

感想:映画を見終わって、「よくわからなかった」というのが正直な感想。友人の誘いで、映画を見るつもりのなかった日に突然映画館に入ったので、何の事前準備(?)もしていかなかった。自衛隊の専門用語の知識ももちろん私には皆無。原作も読んでいない。もちろん総制作費12億円、海上自衛隊の全面的協力、ということだけはコマーシャルなどで知っていたので、興味はちょっとあったけれど、それほど見たいという気はなかった。今ごろになって映画情報を検索してみたら、いろいろな情報があることに気づいた。原作を読むとかせめてネットで映画情報を見ていけば、もっと楽しめたはず・・・と思うと残念だ。ストーリーは単純なのだが展開についていけず、しゃべっている「用語」が難しいので聞き取りにくく、画像が素晴らしいのにも関らず、最後まで関心を持ち続けられなかった。

映画情報によれば、イージスとはギリシャ神話に登場する最高神ゼウスが娘アテナに与えた邪悪を払う「無敵の盾」という意味だとか。テロリズムやアジアの不調和など、不穏な国際社会の中で、本当に日本にこのような事態が発生したら一体どうなるのか、日本に盾はあるのか。そういう問題を考える意味では非常にタイムリーな映画だである思った。それにいちばん良かったと思ったのはキャストのすばらしさだ。

男優4人はいずれも日本アカデミー賞で主演男優賞などを受賞している大物で、脂も乗っている世代。海上自衛隊の白い制服姿も凛々しく、内容を理解できていれば、きっと楽しめる映画だと思った。映画ではわずかしか描かれていないのでわかりにくかったが、原作にはなぜ副長の宮津(寺尾)が日本に復讐したいと思ったのかなど、登場人物の過去、心の闇、傷、家族への思いなどがもっと深く描かれているらしい。時間ができたら原作を読んでみたい。


Kei's電影checkに戻る


Copyright(C) 2009 Kei NAKAJIMA. All rights reserved.