ジャーナリスト Kei Nakajima

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特筆記事

その9
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ビザ免除で香港人の日本旅行ブームが加熱

 2004年4月から香港人観光客の短期訪日ビザが免除となり、香港では日本旅行ブームに沸いている。香港人の日本への観光客はこれまで年間約50万人程度だったが、ビザ免除になって「今年は急激に増加するだろう」(香港の旅行会社)と予測されている。これまで香港人が日本に旅行するにはビザの申請から発給まで約1週間かかっていて面倒だったが、それが一切なくなるからだ。日本から香港へは約10年前に短期滞在ビザが不必要になっていたので、今回、香港のドナルド・ツァン政務長官が日本政府に働き掛けて実現したものだ。日本は海外からの観光客を増加させる「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を実施中でもあり、これを受け入れた格好だ。

 日本はもともとタイ、中国などと並んで香港人にとって人気のデスティネーション(目的地)だったが、距離が近いのにツアー料金が高い、英語が通じにくい、ビザが必要という難点があった。だが、今回のビザ解禁で旅行会社ではキャンペーン価格を提示して日本旅行を積極的にPRしている。新聞や雑誌でも連日、1面広告を打ち出している。駅前の旅行代理店では問い合わせをする人の姿が目立つようになった。

 香港人に人気のスポットといえば、東京ディズニーランド、サンリオ・ピューロランド、USJなどのアミューズメント施設や、富士山、草津温泉、箱根、北海道、九州などで、四季を通じて楽しめるスポットが多いことだ。日本ツーリズム産業団体連合会では香港人のビザ解禁に合わせて3月に香港の一般市民約30人を抽選で日本に招待した。長崎県観光連盟などでも香港の旅行会社とタイアップしてキャンペーンを実施している。

 ちょうど4月から香港のドラゴン航空も週7便、成田空港に就航した。香港といえばキャセイ・パシフィック航空だが、ドラゴンは香港を午前中に発つタイムテーブルになっており、香港からの乗客にとって便利なように組まれている。日本から香港への観光客はなかなか伸びずにいるが、逆はかなり期待できそうだ。香港には中国本土から大量の旅行客がなだれ込み、一方、香港人は日本に押し寄せるというユニークな現象が続いている。

(文・写真/中島恵)


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